1000円(税抜)以下レコードの巻(4)

海援隊『誰もいないからそこを歩く』→300円

サツ「はい、第63回です」

バツ「今回も、1000円以下レコードのお話です。1枚目は、ディスクユニオンの100円市から離れて、神保町0cc(ゼロシーシー)で入手した海援隊の80年のアルバムを」

サツ「神保町0ccは神保町の交差点から白山通りを水道橋方面にちょっと北上して路地に入ったあたりにあるんだよね」

バツ「そうですね。神保町の交差点から2分くらいのところにあるので、神保町でレコードを探す人は、ルートに入れると良いと思います。オールジャンルの店ですが、邦楽とジャズが多いという印象ですね」

サツ「で、レコードに戻すけど、何で今さら海援隊を買ったの?」

 

誰もいないからそこを歩く (紙ジャケット仕様)

誰もいないからそこを歩く (紙ジャケット仕様)

 

バツ「海援隊といえば、坂本龍馬好きの武田鉄矢が率いていたグループで金八先生のテーマ曲を歌っていた程度の知識しかないですよね?」

サツ「まー、「贈る言葉」とかを歌ってる程度の知識しか持ってないなー」

バツ「「贈る言葉」はTBSドラマ『3年B組金八先生』の第1シリーズのテーマ曲で、金八先生といえば、この曲ってくらいに有名だと思います。でも、ぼくが聴きたかったのは「贈る言葉」ではなくて、第2シリーズのテーマ曲である「人として」だったんです」

サツ「なんで急に「人として」を聴きたくなったの?」

バツ「いやー、最近、それって人としてどうなのよ!というどうかと思う出来事に遭遇したときに、なぜか「人として」が頭の中で勝手に再生されることが多かったんですよ」

サツ「なんだよ、それ」

バツ「で、そういうどうかと思う状況の中で脳内に流れる「人として」のサビの歌詞がいいんですよ」

人として人と出会い 人として人に迷い

人として人に傷つき 人として人と別れて

それでも 人しか 愛せない

それでも 人しか 愛せない

サツ「あー、そうですか」

バツ「それでも~人しか~愛せな~い~っていうサビの終わりが頭に巡ると、まあ、人間いろいろあるけど、仕方ないかと思えて、その状況を受け入れて、何とかしようという発想になるんですよね」

サツ「そうなんだ、ふーん」

バツ「「人として」、ものすごく説教くさくてなんだかなーって思うんですけど、最終的に、それでも人しか愛せない~でなんとなく納得してしまう感があるんですよ。で、ちゃんと実際の音源を聴こうと思ってこのアルバムを買ったんですよ」

サツ「いまいち、共感できないんだけど・・・。つーか、それって、金八先生の第2シリーズへの思い入れ込みで、そう思ってるだけでしょ」

バツ「そうかもしれないですねー。金八先生の第2シリーズには相当影響されましたからね。「腐ったミカンの方程式」!」

サツ「君、リアルタイムで第2シリーズを観ていたわけではないよね?」

バツ「そうですね。第2シリーズの放送は80年だったんで、その頃は、テレビドラマとかを観ている年齢ではないですね。でも、ぼくが小学生とか中学生のころには、夕方に良く、金八先生スクールウォーズの再放送がされていて、学校から帰った後に、鼻をほじってアホづらしながら、良く観てましたからねー」

サツ「で、海援隊のアルバム自体はどうだったのよ」

バツ「まず、「人として」は、やっぱり名曲でした。アレンジが大村雅朗さんなんだーってので驚きました。どおりで折り重なる音の響きとか素晴らしいなと。大村雅朗さんといえば、松田聖子さんとかの楽曲で有名ですが、ぼくとしては、谷村有美さんとか渡辺美里さんとか大江千里さんとか、思春期の頃に良く聴いた楽曲のアレンジを手掛けていた方なので、「人として」も大村さんアレンジなのかーとなんだか勝手に感慨にふけってしまいましたね」

サツ「他の曲はどうだったの?」

バツ「他の曲に関してですが、驚いたのが、意外と武田さん以外のメンバーが歌ってる曲が多い!ってことでしたね。正直言って武田さんって特に歌がうまいってわけではないですけど、一聴してすぐに彼とわかる説教くさい節回しは武田さんにしか出せないので、全部武田さんが歌っていた方が良かったんじゃないかなーっていうのが第一印象でしたね」

サツ「身も蓋もないこというね・・・」

バツ「あと、「俺が信長」って曲があって、武田さんが「俺が信長 見知り置け」って歌い上げてるんですけど、これを聴いてると、「あれ、あなたは坂本龍馬の生まれ変わりじゃなかったっけ?」というツッコミを入れたくなります」

サツ「歴史上の人物好きなんだろうから許してあげてよ・・・」

バツ「それから、「俺の人生真ん中あたり」とか「疲れております」とか、完全に4、50代のオッサンに響きそうな歌詞を鉄矢がしたためてるんですけど、鉄矢はこのとき、31歳くらいのはずなんですよね。計算から行くと。ちょっとお前それは身の丈に合ってないだろうという歌詞が多い」

サツ「なんでそんなディスりをしてるのよ・・・」

バツ「ま、そんなこんなで、31歳の若造に説教されてる気分になるアルバムです。それでも~人しか~愛せない~」

中島みゆき『愛していると云ってくれ』→100円

サツ「これ以上、勝手にいろいろ言わせておけないので、次のアルバムに行きましょう」 

バツ「次は中島みゆきさんの78年のアルバム『愛していると云ってくれ』です」

  

愛していると云ってくれ(紙ジャケット仕様)

愛していると云ってくれ(紙ジャケット仕様)

 

 サツ「これは、ユニオンの100円市で買ったんだよね?」

バツ「はい、そうです。中島みゆきさんについては、自分の父親が好きだったせいで、自分が小学生のときとかに家族旅行の道中とかでカーステレオで延々と中島みゆきの曲を聴かされて育ったんで、正直言って、昔は大嫌いでしたね」

サツ「たしかに、小学生がカーステレオで同じ人の曲ばかり聴かされて育ったら、嫌いになるかもね。しかも、中島みゆきは歌詞が暗いの多いしね」

バツ「そんなわけで、このアルバムも小学生のころから知っている曲がほとんどなんですが、実は、自分でちゃんと聴いたのは、これが初めてという」

サツ「自分が小学生の頃の父親の年齢に近づいてきて、やっと中島みゆきを聴ける感じになったということかね」

バツ「いやー、そういうわけでもないですね。100円だし、買ってみるかーって思っただけですかね♪」

サツ「相変わらず、ひどいね・・・」

バツ「ま、そんなことは置いておいて、このアルバムといえば、出だしが「元気ですか」という詩の朗読。もー、小学生的にはトラウマになる曲ですよ。是非、聴いていただきたい。あと、「わかれうた」や「おまえの家」といった名曲も収録されていて、とても強烈なインパクトを残す名盤です。その中でもラストに収録されている「世情」。この曲がとにかく素晴らしい」

サツ「あ、また金八先生第2シリーズネタか・・・」

バツ「バレました?金八先生の第2シリーズの第24話「卒業式前の暴力②」という回で、加藤優始め生徒数名が中学での立てこもり事件を起こした件で刑事に取り押さえられて連行されるというシーンがあるんですが、そこで、この「世情」がフルコーラスで流れるんです。そこのシーンでは、映像はスローモーションになっていて、セリフもなくて、ただただこの曲をバックに中学生が刑事に取り押さえられて連行されていくシーンが流れるんですよ」

サツ「当時、この演出はかなり異例なことで、相当話題になったみたいね」

バツ「しかも、最終回手前のシーンなので、それまでの加藤優の紆余曲折を知りながら感情移入して観ている視聴者にとっては、とにかく印象に残るシーンなんです。このシーンを観たときはとにかく号泣しましたし、今も、パブロフの犬のように、このシーンを観るだけで、ウルっときますしね。ドラマの細かいエピソードとかはほとんど忘れているのに」

サツ「このシーンに「世情」を充てようと思った人はホントすごいよね。ぴったり合ってる」

バツ「ホントにこの曲以外にはありえないってくらいはまってますからね。この曲自体は78年発売でドラマが放送された80年より前に出ているので、ドラマのために書かれたっていう曲ではないですからね」

サツ「金八先生の第2シリーズを知らないって人にも是非観て欲しいドラマだよね。今回の殺伐ジャーナルは『3年B組金八先生』第2シリーズつながりってことだね。第2シリーズ、もう1回観直したいよね!」

バツ「いやー、25話も観るのはダルいんで、別にいまさら全部を観直す気はないですね」

サツ「いきなり、そこでハシゴ外すの!?人としてどうなのそれ!」

バツ「それでも~人しか~愛せ~ない~」

サツ「悲しいけど、ホントのこと!」 

1000円(税抜)以下レコードの巻(3)

Peter Hammill『Sitting Targets』→100円

サツ「はい、第62回です」

バツ「今回も100円市の戦利品報告です」

サツ「このパターン、相当続きそうだね」

バツ「そうですね。ぼくのレコード購入記録代わりにもなりますからねー」

サツ「そうですか。。。では、今回は?」

バツ「まずは、ピーター・ハミルの81年作『Sitting Targets』です」

サツ「ピーター・ハミルといえば、Van Der Graaf Generatorのボーカル&ギターとしての活動が有名だね」

バツ「そうですね。ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレイターはイギリスのプログレバンドとして認知されているんですけど、わりとパンクやニューウェーヴのリスナーからも支持されているという印象が強いですね」

サツ「ピーターの情念のあふれる歌と楽曲が響くのかもしれないね」

バツ「そんなピーターがニューウェーヴの時代に出したのが本作です」

  

Sitting Targets

Sitting Targets

 

 サツ「サウンドとしてはヴァン・ダー・グラーフよりもリズムや曲の構成がストレートになってるけど、ピーターの歌声があるだけで、独特のいびつさが出てて、すごく面白いアルバムになっているよね」

バツ「彼のキャリアの中では地味だと思われているアルバムかもしれませんが今の時代に響くアルバムだと思います」

Peter GabrielPeter Gabriel』4→100円

サツ「で、次は?」

バツ「次は、ピーター・ガブリエルの4枚目のアルバム。82年の作品です。こちらも中野厚生会館のディスクユニオン100円市の戦利品です」

Peter Gabriel 4

Peter Gabriel 4

 

 サツ「あ、今回はピーターつながりってことで行くのね。ピーターのソロは1枚目からこの4枚目までは全部『Peter Gabriel』なんだよね。あぶらだこ*1と同じスタイル」

バツ「そうなんです。タイトルは本来同じなんで紛らわしいので、4枚目って呼ぶことが多いですよね。あと、他のアルバムとの区別のためにシュリンクの上から「Security」ってシールが貼られていて、このタイトルで呼ばれることもあるみたいだす。自分はそんな呼び方したことないですけど」

サツ「次の5枚目は『Peter Gabriel』じゃなくて『SO』というタイトルになったんだよね。レコード会社からタイトルが紛らわしいからなんとかせい!というクレームがついたからみたい。ちなみに、ピーターがいわゆる音楽ファンだけでなく、一般リスナーにも認知されるようになるのは『SO』から。このアルバムからの大ヒット曲「Sledgehammer」のPVはものすごいから是非観て欲しいね。今の技術でならそれほどたいへんじゃないのかもしれないけど、当時の技術でこれを作り上げるのには、相当な情熱と労力と資金が必要だったと思うよね


Peter Gabriel - Sledgehammer - YouTube

バツ「気持ち悪くて最高なPVですよね!で、話をこの4枚目に戻すと、ぼくの印象としては、他のアルバムに比べてライブで演奏される曲が少ないイメージです。そのうえ、5枚目が大ヒットすることもあってか、わりと過渡期のアルバムというイメージを持たれている気もします」

サツ「でも、エキゾチックエスニックで多彩なリズムアプローチを盛り込んだ楽曲が多くて、聴きどころが非常に多いアルバムだよね」

バツ「そうなんですよ。その後、ピーターはWOMADというワールドミュージックのフェスティバルを開催したり、Real Worldという自身のレーベルから積極的に非英語圏のミュージシャンの音楽を紹介したりと、いわゆるロックのフォーマットからははずれた音楽と自身の音楽を交配させることを目指している人で常に面白いアプローチをしているんです。その姿勢は、この4枚目にも如実に現れていますね」

サツ「そういう意味では、今の音楽リスナーにも面白いと思ってもらえる要素があるんじゃないかなと思うよね。100円でも手に入るアルバムだから是非聴いて欲しいよね」

バツ「ホントです。とりあえず、4枚目のアルバムから「Shock The Monkey」のPVを紹介しておきますので、こちらも是非観てください」


Peter Gabriel - Shock The Monkey - YouTube

サツ「個人的には、この曲よりもアルバムの他の曲の方が好きなんだけどね」

バツ「ぼくもです」

サツ「悲しいけど、ホントのこと!」 

*1:日本のロックバンド。どのアルバムもタイトルが『あぶらだこ』なため、リスナーはジャケットの写真のイメージでアルバムを区別しています(例:カメの写真が使われているアルバムなら「亀盤」とか)。あぶらだこの超個性的な音楽は一度聴いたらやみつきになると思います。

1000円(税抜)以下レコードの巻(2)

The Four Seasons『Who Loves You』→100円

サツ「はい、第61回です」

バツ「今回も1000円以下レコードです」

サツ「はいはい、どうせ今回も100円市の戦利品の紹介でしょ」

バツ「ご名答ということで、まずはフォー・シーズンズの75年作」

サツ「フォー・シーズンズというと60年代のコーラスグループのイメージが強いから75年の作品だと、ちょっとトウが立ったなというイメージがあるけど、どうなの?」

バツ「たしかにフォー・シーズンズの全盛期は60年代というイメージですけど、75年の本作もミリオンセールスをおさめていて、きちんと売れていたみたいですね。聴いてみると、アコースティックの清涼感ある響きとディスコ時代への突入を予感させるサウンドとが絶妙に交じり合った素晴らしいポップアルバムだと思います。フランキー・ヴァリ以外がリードを務める曲も多くて、60年代のフォー・シーズンズのイメージとはだいぶ違いますけど、かなり好きです」

サツ「そうなんだねー。ジャケットを見る限り全然良くなさそうなんだけどね」

  

Who Loves You

Who Loves You

 

 

バツ「 たしかに。どうしてこういうジャケットになったのか全くわかりませんが、こういう暗いイメージな感じでは全然ないですね」

Mel Tormé & George Shearing 『An Evening At Charlie's』→100円

サツ「じゃあ、次は」

バツ「続いては、メル・トーメとジョージ・シェアリングの連名によるライブアルバムです。発売は84年」

サツ「ベテランシンガーとベテランピアニストによる共演か。編成はメルがボーカル、シェアリングがピアノで、あとはベースとドラムという感じなんだね」

バツ「レパートリーについてはコール・ポーターホレス・シルヴァーのカバーから2人の自作曲までバラエティに富んでます。ボブ・ドロー&デイブ・フリッシュバーグの「I'm Hip」もやってますね」

サツ「84年といったら、こちらも2人もトウが立った年齢ではあると思うけど、どうなの?」

バツ「いやいやいや、円熟味が増した完成度の高いエンターテインメントという感じで面白いですよ。これが100円で買えるなんて驚きですよ」

サツ「なるほどね。今回は、トウが立ったと思われる時期のアルバムだけど、結構良かったみたいな2枚なわけね」

バツ「無理やりまとめてくれましたね。前回はブラジル、今回はトウが立ってるアルバムというなんとなく共通項のある2枚を採り上げる感じになってますけど、次回はそううまくは行かないと思いますよ」

サツ「悲しいけど、ホントのこと!」

1000円(税抜)以下レコードの巻

そうだ、1000円以下で買ったレコードの話をしよう

サツ「はい、第60回です」

バツ「前回、ブラジルの名盤の再発CDの価格が1000円だという話をしたと思うんですけど、そこからの流れってわけではないんですが、1000円以下で手に入れたレコードの話をしていこうと思います」

サツ「無理やりな感じだね。しかも、誰も食いつかなさそうな話題だね・・・」

バツ「どうせ、誰もこのブログにアクセスしてくれないので、自己満足度をどんどん純化させていけば良いと思ってますので!」

サツ「そういうことやってるから、アナパンに10年遅れてるって言われるんだよ」

バツ「遅れていようがいまいが関係ございません!それがオレのスタイル!」

サツ「あと、その話題って別館の方でやればいいんじゃないの?」

バツ「別館なんですけど、画像がちゃんと表示されないことが多くて、空しくなってくるときがあるんで、最近、更新してないんですよ」

サツ「相変わらずブレブレだねー」

バツ「いいんです!それがオレのスタイル!」

 Clara Sandroni『Clara Sandroni』→100円

サツ「もう、いいです。じゃ、早速どうぞ」

バツ「ブラジルの女性シンガーの89年の作品です」

サツ「どこで買ったの?」

バツ「中野厚生会館で定期的に開かれているディスクユニオンの100円市*1ですね」

サツ「あの無造作に置かれたダンボール箱の中から見つけたんだね。おつかれさまです」

バツ「ありがとうございます。では、この作品についてのご紹介。クララは透き通ったやわらかい声の持ち主で、同じブラジルのシンガーならエリス・レジーナよりもナラ・レオンタイプだと思います。89年という時代もあって、クリアな音質の演奏の中に澄んだクララの声が響き渡っていてすごく清涼感があります。採り上げている楽曲については、カエターノ・ウェローゾ、ジルベルト・ジル、シコ・ブアルキ、ドリヴァル・カイミといった錚々たる面々の曲ばかり。日本で言ったら、山下達郎桑田佳祐矢沢永吉飛鳥涼といった面々の曲を採り上げているみたいなもんですね」

サツ「それは非常に豪華だけど、誰がどのポジションなのか気にはなるよね。誰が飛鳥涼ポジションなのかとか」

バツ「そういう細かいことは気にしないでください。で、そんなアルバムの中でもB面の1曲目を飾るミルトン・ナシメントの「Clube De Esquina」のカバーが光ってますね。クララの歌声とフレットレスベースの旋律がかなりしびれます」

Simone『Delírios e Delícias』→100円

バツ「続いては、またまたブラジルの女性シンガーです」

サツ「シモーネの83年のアルバムだね。これも100円だったのね」

バツ「シモーネのアルバムは安いイメージありますけど、100円ってのは嬉しいですね」

サツ「シモーネは声質が結構太くて、声も割と低めだよね」

バツ「そうですね。そのせいもあって、中性的な感じがしてきますね。このアルバムの個人的なお気に入りの曲はジョアン・ボスコ作の「Coisa Feita」のカバーですね。ホーンとかクイーカとかが派手でウキウキしてきますね。バーシアとかが好きだった人なんかは気に入るんじゃないでしょうか。あと、アルバムの最後を飾る「O Amanha」なんかは落ち着いた雰囲気のサンバナンバーで心地良いですよ」


Cantora Simone (9) Coisa feita | Delírios, Delícias ...

今日はこれで終わりです

サツ「じゃ、次は?」

バツ「今回は以上です」

サツ「え、2枚だけ?」

バツ「はい。頑張るとブログの更新へのハードルが上がりますからね」

サツ「なんて、打算的な。ってか、この2枚なら両方とも100円じゃん。あえて、1000円以下レコードなんていう弱気なタイトルにしなくてもいいのに」

バツ「ここもハードルを下げて継続していける可能性を広げようという考え方ですよ」

サツ「自己満足でいいっていいって言ってるくせに、ビミョーな保険を掛けてる・・・」

バツ「悲しいけど、ホントのこと!」

*1:次回の開催は9月20日(土)13:00~20:00、9月21日(日)11:30~18:00

ブラジル1000シリーズの巻

DMR跡地に渋谷HMVが中古レコードショップとして復活

サツ「はい、第59回です」

バツ「昨日、渋谷のDMR跡地にHMVの中古レコードショップがオープンしたんですよね」

サツ「行ったの?」

バツ「行ってないです。絶対混むってわかってましたからね」

サツ「人混み嫌いだもんね」

バツ「そうですね。日本人が知っておくべき僕の三大苦手なものは、しいたけ、マヨネーズ、そして人混みですからね」

サツ「怒り新党っぽく言っても全然興味がわかないし、一つだけテーマが違うところも中途半端」

バツ「じゃあ、満員電車、ナイター終わりの水道橋駅、そして、人混みですかね」

サツ「それ、結局、全部人混みじゃん。相変わらず軸がない」

ブラジル1000シリーズ

バツ「ま、そんなこんなでHMVのレコードショップが開店するということで、またアナログが盛り上がってくるといいなということで、ぼくも個人的にアナログ回帰の今日この頃です」

サツ「あー、最近、中古レコ屋行ってもCDは全然見てないもんね」

バツ「そうなんですよ。新譜でもCDよりアナログの方が手が伸びる感じですね。あと、リイシューのCDはほとんど買わなくなりました」

サツ「今なんかリイシューのCDはすごく安いから買ってもいいはずなのにね。ユニバーサルのブラジル1000シリーズとか10年前くらいの状況を考えると夢のようだよね」

バツ「いやー、あの名盤の数々が1000円で買えるってすごい時代ですよ。以前は2500円とかで出てたのを買ってたわけですから」

サツ「だよねー」

バツ「っていうか、こんなに安く再発されるなら、その前に、自分が持っているここらへんのブラジル名盤のCDを売っておけば良かったですよ。これから売っても絶対に安値にしかならないし」

サツ「出た―。その小さい考え方」

バツ「正直、CDに関してはリッピングした後は、データで聴くから、CD自体は全くと言っていいほど聴かないので、売ってしまってもいいんですよね。それに比べてアナログの方は、聴くときはやっぱりアナログで聴くし、モノとしてもCDに比べてジャケとかでかくて愛着わくから、ぼくの所有欲を満たしてくれるんですよね。だから、最近はリッピングしたCDは処分して行って、アナログを増やして行こうという気持ちだったんですよ。そんな矢先だったもんで・・・」

サツ「なるほどねー。まあ、わからなくはないね。で、そんなブラジル1000シリーズ、たくさんあるけど、この中からオススメ3枚を選ぶとしたらどれ?」

バツ「今回再発されるブラジル1000シリーズのうち8割方は持ってるんですが、ホントにどれも名盤なんで、選びづらいです。でも、ここらへんのものを聴いたことがない人に是非聴いてもらいたいものを3枚選ぶとしたら、ここらへんですかねー。まずは1枚目」 

 

 

サツ「『ゲッツ/ジルベルト』は、ボサノヴァといえばこういう感じというパブリックイメージを体現する定番かつ名盤だよね

バツ「そうですね。クーラーを効かせた部屋でアイスコーヒーでも飲みながら聴いてください。あ、でもクーラー点けてるとジョアン・ジルベルトからクーラーの音がうるさいって怒られてしまうかもしれません」

サツ「あー。ジョアンはそういうのにうるさいみたいだよね。2003年の初来日のときも、ジョアンの意向を聞いて、会場の国際フォーラムのホールのクーラーが切られてたんだよね。まだ、9月で暑かったから、暑がりのオレ的にはたいへん困ったよ」

バツ「ホントですよ。クーラーは切られてるわ、ジョアンはアンプを使わないわ、照明はほとんど使われないわで通常のライブとはだいぶ趣きが違いましたよね」

サツ「素晴らしいライブだったけど、とにかく暑いのが困ったね」

バツ「ぼくはネットで知り合った女の人と一緒に行ったんですが、困った感じの人でした・・・。でも、それはまた別のお話・・・。では、2枚目へ」

サンバ’68

サンバ’68

 

 

So Nice (Summer Samba)

So Nice (Summer Samba)

  • MARCOS VALLE
  • ¥150

サツ「これまた名盤だね」

バツ「メロディーメーカーとして定評のあるマルコス。ヴァーリの名盤です。『ゲッツ/ジルベルト』もそうですが、このアルバムもアメリカ進出用に作られた盤であるため、作りがかなりポップなので最初に聴く盤としては最適かと。マルコスは時代ごとにかなり音楽性が変わるんですが、メロディーメーカーとしての軸がしっかりしているので、どのアルバムも面白いです」

サツ「そうだね。このアルバムを気に行ったら、是非他のアルバムも聴いてみて欲しいよね」

ア・ヴィア・ラクテア

ア・ヴィア・ラクテア

 

 

バツ「そして、3枚目。これは、ブラジルのミナス地方出身のロー・ボルジェスの傑作2ndです」

サツ「このアルバムは、他の2枚に比べると知名度としては低いけど、欠かせない1枚だよね」

バツ「ホントそう思います。ミルトン・ナシメントトニーニョ・オルタ、ベト・ゲヂス、そしてローを始めとするミナス派の作る芳醇な音楽は、日本のミュージシャンへの影響も大きいですよね。影響されたことを公言するミュージシャンもかなり多いです」

サツ「今の日本のインディーミュージックのファンの人には、もしかしたら一番響くかもしれないので、是非、聴いて欲しいよね」

バツ「独特なギターの音響や美しくて儚いメロディー、そういった部分を聴くとすっと心に沁みてきます」

サツ「上に貼った曲には、当時のブラジルの軍事政権に歌詞を検閲されたという歴史もあったりするみたいだから、歌詞の中身も味わってみたいよね」

バツ「そうですね。歌詞の内容まで踏み込んで聴いていないので、これからCDの歌詞の対訳を見ながら聴いてみます」

 

(歌詞を読みながら聴いてみる)

 

サツ「・・・。歴史的背景とかも踏まえないと歌詞だけ見ても抽象的すぎて、良く味わえないね・・・」

バツ「悲しいけど、ホントのこと!」

私的中学生日記その11の巻

花粉症の季節

サツ「はい、第58回です」

バツ「今回は、久々の中学生日記です」

サツ「なんだかんだで中学生日記が一番評判いいもんね」

バツ「ご意見番のサダオたんにも中学生日記に特化した方がいいと言われていますしね」

サツ「で、今回は?」

バツ「今回は3月ということで、こちらの話題。91年3月5日の日記です」

http://instagram.com/p/l7i4srI7HR/

1991年3月5日

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大雪の夜と『Jazz:The New Chapter』の巻

別館、楽しいです

サツ「はい、第57回です」

バツ「いやー、もう3月です」

サツ「今年になってから、完全にブログが1月に1回更新ペースになってるじゃん」

バツ「まずいですねー、これ。いや、殺伐ジャーナル別館はわりとカジュアルに更新しているんですけどね」

サツ「あっちの方が短くて済むもんね」

バツ「それもありますし、レイアウトが綺麗だから、更新していて楽しいんですよね。それに何と言っても、こちらの本館と違って、別館の方はアクセス解析が付いてないから、アクセス数を気にしなくていいというのが大きいです」

サツ「何だよ、その理由・・・」

バツ「結構な熱量で書いてもアクセス数6とかだとモチベーションが・・・」

サツ「切なすぎるね。それなのに、今回、久々に更新する理由は何なの?」

野菜健一とナギーラに捧ぐ

バツ「Twitterでやりとりしている野菜健一ナギーラというチンピラにブログを更新しろと脅されていまして、更新することになりました。特にナギーラなんて、ぼくのブログを読んでないのに、更新だけ迫るという悪質さです」

サツ「そうやって、内輪な感じの動機で書いてるから読んでくれる人が増えないんだよ・・・。ま、それは置いておいて今回の内容を始めてよ」

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「1974」TM NETWORKの巻(【748494】その1)の巻

気づいたらもう2月

サツ「はい、第56回です」

バツ「気づいたら、もう2月でございます」

サツ「いやー、本当に時が経つのが早いね。ブログの失速具合がハンパないじゃないの。結局1月は1回しか更新してないし」

バツ「なんというか忙しさにかまけて、完全に後回しになっていましたね。言い訳できない感じです」

サツ「ま、気を取り直して始めましょうや」

『748494』

バツ「そうですね。ところで、今年は、2014年ということで、1974年から40年、1984年から30年、1994年から20年なんですよね」

サツ「そりゃそうだ」

バツ「ということで、新コーナー、『748494』を始めたいと思います。1974年、1984年、1994年の出来事を採り上げるというだけのコーナーです*1

サツ「出た!始めるだけ始めて3回くらいしか続かない新コーナー!」

バツ「そうです!カストリブログ*2、『殺伐ジャーナル』の真骨頂でございます!」

*1:で、来年になったら『758595』をやります

*2:カストリ雑誌をもじった造語。カストリ雑誌とは、太平洋戦争終結直後の日本で、出版自由化に伴い発行された大衆向けの娯楽雑誌のことで、その多くは、紙や内容が粗悪で、たいてい3号で休廃刊したことから、「3合飲むとつぶれる」といわれたカストリ酒(粗悪な酒)にかけて、カストリ雑誌と呼ばれていました。

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殺伐ジャーナル別館の巻

明けましておめでとうございます!

サツ「はい、第55回です」

バツ「今さらながら、明けましておめでとうございます!」

サツ「もう、遅いでしょ。1月も半ば近くなっちゃってるよね・・・。更新速度がかなり下がってるね」

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新生バフェット始動しましたの巻

新ドラマー加入!

サツ「はい、第54回です」

バツ「遂に2013年も今日で終わりですね」

サツ「今年、Sad But True Recordsに関わってくださった皆様、殺伐ジャーナルを読んでくださった皆様、どうもお世話になりました!」

バツ「来年もヨロシクお願いいたします!!!」

サツ「それにしても、54回っていう中途半端な数で年を越すことになってしまったねー」

バツ「そうなんですよ。最近、twitterで完結してしまって、ブログに書かないことが増えてしまっていて・・・」

サツ「それ一番マズいパターンじゃん。そろそろこのブログも終焉を迎えるかもしれんね」

バツ「ま、そういう暗い話題は置いておいて、今日は久しぶりにレコードレーベルのブログらしい話題を!」

サツ「おー、珍しい」

バツ「ウチのレーベル所属バンドであるTHE BUFFETTMENT GROUPのドラムの今野くんが渡米するためバンドを去ることになったことは以前のエントリーで採り上げました」

サツ「何年かニューヨークで活動することになったんだよね」

バツ「そうなんです。それで、バフェットのドラムが不在となったわけなんですが、いつものぼくらのこと、まー、ゆっくりドラマーを探そうと思っていたわけなんですよ」

サツ「そこらへん、ボヤボヤしてるからねー」

バツ「ただ、まー、メンバー全員が、もし次のドラマーとして入ってもらうならこの人がいいなぁというのはあって、入ってくれないかもと思いつつ、ダメもとで、オファーしたんですよ」

サツ「そうなんだね」

バツ「で、キノコが軽くオファーしてみたら、すんなりOKの返事が!」

サツ「へー、で、誰になったの?」

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