YMCA(フィンランド版)、Olli Ahvenlahti、Pekka Pohjolaの巻

YMCA(フィンランド版)

サツ「第2回だけど、今回はどうするの?」

バツ「まずはこの動画を観てください」

サツ「あー、これね。ニコニコ動画『世界でいちばんダサいBorn Slippy』で採り上げられてる動画だよね」

バツ「良くご存知ですね。フィンランド版のYMCAの動画にUnderworldの名曲『Born Slippy』をかぶせた動画の元ネタです。その他にもMALICE MIZERの曲がつけられたものとかもありますよね」

サツ「で、この動画が何なの?第2回目にして方向性が全くわからないんだけど」

バツ「あ、方向性とか考えてないんですよ。初期衝動のみで書いてますんで」

サツ「そうなんだ、ふーん。まぁ、それはそれでいいんだけど、この動画がどうしたのよ」

 

バツ「この動画は、フィンランドの歌手(コメディアン?)がテレビの歌番組でヴィレッジ・ピープルの『YMCA』をカバーして唄ったものだと思うんですけど、バックで弾いてるミュージシャンに2人ほど注目して欲しい人がいるんですよ」

サツ「誰?」

Olli Ahvenlahti

バツ「まずは、動画の最初にカメラ目線でシンセを演奏しているメガネのオッサンなんですが、彼はOlli Ahvenlahtiという鍵盤奏者で、ジャズロック系のリスナーには評価されている人なんですよ。彼の76年のアルバム『The Poet』には、「Grandma's Rocking Chair」っていうブラジリアン・フュージョンっぽい雰囲気も持った名曲が入っていて、クラブ・ジャズ界隈でも結構人気なんですよ。ケニー・ドープがこの曲をリミックスしたりもしてるんですよ。言うなれば、オサレ界隈にカッコいいジャズマン的な位置づけで見られているのに、例の動画でのこのカメラ目線。このギャップがたまらないわけですよ」

サツ「へー、そうすると、この人にとってはこの動画は黒歴史なのかね。」

バツ「いやー、どうなんすかね。あのカメラ目線は映るのが好きじゃないとできない匙加減のカメラ目線ですよ。たぶん、このタイプは映りたがり。きっとこのテレビへの出演のことも地元の両親に電話で報告してたはずです」

サツ「そうですか」

バツ「ま、とりあえず、『The Poet』の中から「Aura」という美しい曲を紹介しておきますね」

Pekka Pohjola

サツ「で、もう1人ってのは?」

バツ「次は、ベースを弾いてるペッカ・ポーヨラ。真ん中で2つ分けにしてる長髪のオッサンですね。彼は、WIGWAMっていうフィンランドのプログレバンドやTHE GROUP(これには、Olli Ahvenlahtiも参加してます)、MADE IN SWEDENっていうジャズロックバンドとかに参加してた才人で、マイク・オールドフィールドみたいなマルチプレイヤー。マイクに近い音楽性の作品も結構残していて、下に紹介しているジャケットの作品なんかは、実際にマイクもゲスト参加してるんですよ」

サツ「へー、そうなんだね。この2人、本業としては結構小難しいシリアスな音楽をやってるのに、テレビでバックバンドもやってたってことなんだね」

バツ「まぁ、生活のためにテレビの歌番組のバックバンドをやっていたという見方もできるんでしょうけど、自分としては、シリアスな音楽ばかりだと疲れるし、息抜きも兼ねてバックバンドをやっていたと見たいなーって思いますね。なんというかOlli Ahvenlahtiにしろ、ペッカにしろ、YMCAの映像のおかげで、いつもの作品と違うシリアスではない側面を見られた気がして、自分としてはますます2人のことが好きになりましたからね」

サツ「なるほどねー。で、さっきから気になってるんだけど、Olli Ahvenlahtiって何て読むの?

バツ「もちろん、わかりません」

サツ「悲しいけど、ホントのこと!」