漂流教室、野性の風、青春デンデケデケデケの巻

漂流教室

サツ「はい、第10回です」

バツ「今回は、ある方がtwitterでつぶやいていた「漂流教室三田佳子!」という言葉にインスパイアされて進めていきたいと思います」

サツ「漂流教室といえば、楳図かずおさんの歴史的傑作マンガだよね」

バツ「そうですね。で、今回採り上げるのは、その歴史的傑作を原作とした大林宣彦監督の映画『漂流教室』です」

 

サツ「この映画は、1987年公開だよね。主演は林泰文さん」

バツ「そうなんです。林泰文さんは大林監督の作品でかなり出演されていますが、この『漂流教室』は前年公開の『野ゆき山ゆき海辺ゆき』に続いて2回目の大林監督作品への出演です」

サツ「で、楳図さんの『漂流教室』の世界観は圧倒的で、それを2時間弱の映画にまとめるのはどうやったって無理なわけで、もう負け戦に決まってるよね。それを大林監督はどうしたかというとー」

バツ「そこは大林監督、斬新な手法で攻めてきます。キーワードは、アメリカンスクールとミュージカル!」

サツ「漂流教室は、主人公の居る小学校がまるごと未来にタイムスリップするっていう話だけど、その小学校がなぜかアメリカンスクールなんだよね」

バツ「そうなんですよ。そのせいで、同級生とかの脇役がマンガとだいぶ変わっちゃってて、原作を読んだ人には、より感情移入しにくい設定になってるんです」

サツ「しかも、謎のミュージカル仕立てで、急にクラス全員が歌い出したり、踊り出したりするんだよね」

バツ「踊ってる途中に未来にタイムスリップしちゃったりしますしね」

サツ「そうなんだよね。あとさ、オープニングで林さんが朝ごはんを食べるときに何故か母親役の三田佳子さんの胸を揉むっていう演出があるんだけど、あそこで観客は置いてけぼりにされるよね。斬新すぎて」

バツ「とりあえず、原作がどれだけ斬新に演出されたのかという目線で見ると楽しめる迷作ですね。DVD化が待たれます」

サツ「売れないだろうから難しそうだけどね」

「野性の風」今井美樹

バツ「で、次は、この『漂流教室』の中で唯一素晴らしかった今井美樹さんによる主題歌『野性の風』。これは作曲筒美京平さんによる名バラード。編曲は久石譲さんなのです。たまにカラオケで歌いたくなる素敵なメロディーの曲でございます」


野性の風 (Album Remix) 今井美樹 - YouTube

サツ「今井美樹さんは、今、旦那の布袋さんとロンドンに在住してるみたいだけど、今年、ユーミン楽曲のみのカバーアルバムを出すそうな」

青春デンデケデケデケ

バツ「で、次は、林さん主演の大林監督作品ということで『青春デンデケデケデケ』。こちらは、ベンチャーズとかの影響で日本に吹き荒れたエレキギターブームの時代の高校生のバンド奮闘記を描いた青春映画です」

サツ「若き日の浅野忠信さんも出てるんだよね」

バツ「そうなんです。この映画は小説が原作なんですけど、原作の世界観を壊さずに、大林監督の世界観も上手く出しているという傑作だと思いますね」

サツ「高校時代に部活とかに打ち込んだ経験がある人には、響く映画だよね。どんなに時代が移ろっても、高校生って、大なり小なりこの映画に描かれているようなことをやってるような気がするなぁ」

バツ「そうですよね。ぼくもこれを観たときには自分の高校時代に重ね合わせて観てしまいましたね」

サツ「そういえば、昨日、テレビでベンチャーズのコピーをやる高校生のバンドが取り上げられてたよ」

バツ「ベンチャーズは未だに日本で人気ありますからね。毎年のように全国ツアーしてるし」

サツ「その番組で知ったんだけど、ベンチャーズの今年の新作はユーミン楽曲のカバーアルバムみたいよ」

バツ「ジャケット、お金掛かってなさそうで、素晴らしいですね。それにしても、今井美樹さんと同じくユーミンカバーアルバム!バフェットもユーミン楽曲のカバーをやるべきですかね」

サツ「ウチのボーカル、結構上手く歌いそうな気がするけど、誰も聞いてくれないよ」

バツ「悲しいけど、ホントのこと!」