私的中学生日記その9の巻

Bad English

サツ「はい、第40回です」

バツ「今回は、またまた私的中学生日記です。今回は前回の私的中学生日記で湧きあがった疑問について検証してみたいと思います。では、1991年9月12日の日記をどうぞ」

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サツ「前回湧きあがった疑問って何よ?」

バツ「前回の私的中学生日記では、Guns N' Rosesのアルバムのことを取り上げたんですが、そのときにこんな一節があったんです」

サツ「で、きみの日記に戻るけど、気に入った曲として挙げてるのが、ポール・マッカートニーのカバーを除くと、「Civil War」、「November Rain」、「Don't Cry」とかなんだね」

バツ「そうなんですよ、全部、ミディアムナンバーというかバラードばっか。本当にぼくはハードロック、メタルが好きだったのか?という疑問が沸き起こるチョイスなんです。心配になってきます」

サツ「あー、あったね」

バツ「で、このぼくの「本当にハードロック、メタルが好きだったのか?」疑惑をさらに深める日記が今回の日記なわけです」

サツ「たしかに、この日記、Bad Englishのバラード「When I See You Smile」を絶賛してるもんね」

バツ「そうなんです。Bad Englishは、Journeyのニール・ショーン(g)とジョナサン・ケイン(key)がJourneyの解散後に組んだバンドです。Bad Englishのファーストは89年に発売され、その中からシングルとなった「When I See You Smile」は全米No.1を獲得します」

サツ「「When I See You Smile」は、メンバーの自作曲ではなくて、シングル用に用意されたあからさまな売れ線曲だったから、中学生時代のきみなら、確実にディスりそうなもんなんだけどね

バツ「気合いの入ったメタルファンからは嫌われそうないわゆる産業ロックバンド*1のバラード曲を絶賛してるので、本当にハードロックやメタルが好きだったのかの疑惑がもたげてきますよね」

サツ「いやいや、それは深く考えすぎでしょ。激しい曲も聴いてたし、バラードも聴いてた。それでいいじゃない。バラードは軟弱だ、決して認めないなんていう原理主義的な感じの日記の方が逆に怖い気がするけどな」

バツ「たしかにそうですね。なんにせよ、「When I See You Smile」は、今聴いてもメロディの際立ったすごくいい曲ですからねー

サツ「あと、ちょっとハスキーなジョン・ウェイトのボーカルも結構いい感じだしね」

バツ「ですです。で、Bad Englishなんですが、この日記の書かれた91年にセカンドアルバムを出した後、空中分解します

サツ「なんでも、ギターのニール・ショーンがあまりギターを弾きまくらせてもらえなかったのがストレスになって抜けたのが原因みたいだね」

バツ「そうなんです。ニールは、ドラムのディーン・カストロノヴァと一緒にBad Englishを脱退して、Hardlineというバンドの加入します。それで、ギターを弾きまくろうと思ったんでしょうが、結局アルバム1枚に参加しただけで、1年ほどで抜けてしまいます

サツ「ニールは、Bad Englishであまり思うようにならなくて、Hardlineに加入したものの、このバンドでも思うようにならなかったっぽいね。しかも、Hardlineは、Bad Englishよりも売れなかったという・・・

バツ「Bad Englishも、Journeyほどは売れなかったですしね・・・」

サツ「悲しいけど、ホントのこと!」 

*1:産業ロックとはJourneyを筆頭とする70年代末期から80年代に掛けてヒットチャートを賑わせたバンドを揶揄する言葉。メロディアスなバラードを得意とするハードロック・バンドが多く、軟弱だと言われることも多かったのです。でも、殺伐ジャーナルとしては、美しいメロディの曲が多いので、産業ロックの一言で聴かず嫌いをしてしまうのはもったいなと思っています