月刊ウォンブ終刊号の巻

GHOSTWORLD

サツ「はい、第53回です」

バツ「今回は、12月24日に行われた月刊ウォンブ終刊号*1の話題です」

サツ「ライブのレポなんて珍しいね」

バツ「そうですね。実は殺伐ジャーナルでは基本的にはぼく自身が出演するライブ以外のレポはやらないというスタンスにしてるんですけど、今回は特別にということで」

サツ「そんなルールを決めてるなんて、誰も知らなかったし気にも留めてないだろうけど、何で今回はそれを破るのかい?」

バツ「まあ、今回のウォンブはカラオケ紅白歌合戦ということで通常のライブとは違いますし、あと、殺伐ジャーナルの出張編が載っているGHOSTWORLDの最終号がこのウォンブで発売されているということの記念の意味も込めて、採り上げることにしました!」

http://instagram.com/p/iT13uFI7El/

殺伐ジャーナル出張編が載ってるGHOSTWORLD Vol.7〜9!!!!!!

 

サツ「GHOSTWORLD*2は、月間ウォンブをきっかけに売り出されたZINEで、月刊ウォンブの終了と共に、今回最終号を迎えたんだよね」

バツ「そうなんです。このGHOSTWORLDの最後の3号に、なぜか「殺伐ジャーナル」も載せてもらっていました」

サツ「完全に紙面を汚す存在でしかなかったけど、嬉しかったよね」

バツ「twitterでもつぶやきましたけど、個人的には2013年にあった個人的に嬉しかった出来事ベスト5に入る事件でしたね。豪華執筆陣の中で何でオレが?という感じではありましたが、本当に嬉しかったです!この場を借りて、こっちゃんとオラリーさんに最大の感謝を!ありがとうございました!!!!!たぶん今、自分が死んだら、走馬灯の中にGHOSTWORLDが出てきます!必ず!」

サツ「そういう重くて気持ち悪いことを付け足すの止めなよ・・・」

月刊ウォンブ終刊号

バツ「は!ぼくの悪いくせが出てしまいましたね。それでは、気を取り直して、月刊ウォンブ終刊号のことを。月刊ウォンブは毎回数組のライブを行うイベントなのですが、今回は、最後ということで、今までウォンブに出演したメンバーを中心に本気のカラオケ大会を行うという催しでした」

サツ「wombというイカしたクラブで、ただカラオケをやるというある意味バカげた企画をマンスリーイベントの最終回に持ってくるというところがすごいよね。しかも、開催日がクリスマスイブ!」

バツ「そうなんです。クリスマスイブだし、ただのカラオケ大会だしで、客はそんなにいないんじゃないかと思っていたんですが、全くそんなことはなくていつも通り混んでましたね」

サツ「カラオケ大会でもあれだけお客さんが入るってことは、それだけ、このイベントが愛されていたっていうことの証しなんだろうね」

バツ「まさしく、そうですね!で、今回のカラオケ紅白歌合戦のラインナップはこちらでした。オリジナルの歌い手が男性か女性かを元に白組、紅組で振り分けているみたいですね」

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サツ「カラオケの定番ものから、渋い選曲まで、すごくバラエティに富んでるよね」

バツ「バラエティに富んでいて、とっ散らかっているように思わせておいて、盛り上がるものと聞かせるものとの絶妙なバランス感覚が素晴らしいですね」

サツ「たしかに。たぶん、狙ってるわけではなくて、たまたまそうなってるだけなんだろうけどね」

バツ「そうでしょうね、きっと。たまたまというところが、あざとさがなくていいなーって思います。で、カラオケ全部を観たかったんですけど、いかんせん、スタートが早かったため、会場についたときには、鬼の左腕(小林うてな、加藤みどり)がちょうど「絶対運命黙示録」を歌い出す直前でした」

サツ「きみがカラオケで十八番にしたいナンバーの1つである布施明さんの「君は薔薇より美しい」を観られなかったのねー」

バツ「そうなんですよ。森は生きているの谷口さんによる「君は薔薇より美しい」は、特に観たかったものの1つなので、間に合わなかったのがかなり残念でした」

サツ「布施明さんの「君は薔薇より美しい」は、79年の発売で、作曲・編曲をゴダイゴミッキー吉野さんが手がけているんだよね」

バツ「そうです。同じくゴダイゴのメンバーも参加しているアルバム『サバイバル』に収録されてます。名盤!でも、このアルバム、CD化されていないみたいです。アナログは安いので是非探してみてください。で、「君は薔薇より美しい」といえば、やはりこちらのカバーを!」

サツ「ECDさんのカバーを出してくるのかと思ったら、あらびき団!」

バツ「このエハラマサヒロさんのは、ツラいことがあったときに観ると、ツラかったことがホントにどーでも良くなってくるので、暗い気持ちのときに是非どうぞ」

サツ「つーか、下ネタ好きだねー、きみ」

バツ「それはそうと、鬼の左腕の「絶対運命黙示録」に話を戻しますと、この曲は寺山修司さんの率いた劇団「天井桟敷」の音楽をほとんど手がけていたJ.A.シーザーさん*3が『少女革命ウテナ』というアニメに提供した楽曲です。90年代のシーザーさんの作品の代表的な存在です」

サツ「アニメファンからの人気が高いみたいね」

バツ「小林うてなさんが『少女革命ウテナ』の曲を唄うという感じが良いですよね」

サツ「その後、「北国の春」からの「あの鐘を鳴らすのはあなた」という大定番曲に続いて、Hara Kazutoshiさんの「黒の舟歌」」

バツ「「あの鐘を鳴らすのはあなた」を歌うときの澤部さん、最高でしたね。普段のスカートの音楽から感じる田島貴男的ダンディズムが、和田アキ子的ダンディズム(?)と結びついた瞬間を目撃した気がします」

サツ「言ってる意味がわかりません・・・。で、「黒の舟歌」だけど、オリジナルは野坂昭如さん。ぶっきらぼうに歌う感じがたまらない、これまたダンディズムを感じさせる名曲だね」

バツ「この曲は、野坂さん以外にも多くの人がカバーしているけど、Haraさんの歌声で聴けたのは新鮮で良かったですね」

サツ「そして、ザ・なつやすみバンド*4の「Can You Celebrate ?」」

バツ「中川さんのシスターコス*5に、高木さんの牧師コス、みずきちゃんの新婦コスのハマり具合が最高だったね。3人とも可愛かったなー」

サツ「高木さんを可愛いと言ってしまって良いかは疑問だけど」

バツ「そして、ミツメの川辺さんの「I LOVE YOU」にホナガヨウコさんの「木綿のハンカチーフ」。ナイフを持っていない方のグループ(byシンクロ)だったぼくとしては、尾崎豊さんにはそれほどハマらず、どちらかというと岡村靖幸さんの方が好きだった*6わけですが、「I LOVE YOU」はやっぱり名曲だと思います」

サツ「だから、そういうきみの情報はいらないから。「木綿のハンカチ―フ」は、作詞:松本隆、作曲:筒美京平のゴールデンコンビの楽曲だね。この曲は、たしか松本さんの歌詞が先にあって、筒美さんがそれに曲を付けたんだよね」

バツ「歌詞の物語性が見事ですよね。元々、都会のどす黒い絵の具に染まりまくっていて、漆黒の状態のぼくとしては、淡くて切ない気持ちになります」

サツ「はい、そういうのもいらないです。そして、カラオケは伴瀬さんの「愛燦燦」だね」

バツ「伴瀬さん、渋かった。伴瀬ファンのウチの嫁も喜んでおりました。ぼく的には、司会の長州ちからさんが「燦」の字を読めなかったっぽいところがパンチラインでしたね」

サツ「そういう人のミスをすかさずレシーブするところが、実はバレー部出身のきみの悪い癖だよ」

バツ「自分自身では、パスも出せず、アタックも決められないので、人のミスをひたすらレシーブしてます」

サツ「だから、友達できないんだよ・・・」

バツ「そして、オラリーさんの「もったいないとらんど」!会場に居た全オジサンの心を鷲掴みにした名演でございました。嫁入りランドの「DA.YO.NE.」、平賀さち枝さんの「あなたに会えてよかった」と共にオッサンホイホイ三部作と勝手に命名した次第でございます」

サツ「そういうこと言ってると各方面から怒られるよ。思い出野郎Aチームの「ハリウッド・スキャンダル」は、総勢13名?のダンサーを従えた素晴らしいショーだったね」

バツ「郷ひろみというよりは、宮史郎的な佇まいで最高でしたね。そして、大橋さん、川副さんの「白い雲のように」。若干、猿岩石に似てて良かったです」

サツ「「SWEET PAIN」は、マーク・パンサーもなかなかやらない側転がパンチライン。新間さんの「どんなときも」の会場での一体感が素晴らしかったよね」

バツ「「どんなときも」、名曲すぎますね!『就職戦線異状なし*7の内容は誰も覚えてないのに、この曲のことはみんなが覚えている!音楽の力ですよね!」

サツ「藤井洋平さんの「DOWNTOWN BOY」は、まるで藤井さんのオリジナルかと思うくらいの説得力だったね。これは、見汐さんの「朝日のあたる家」やAlfred Beach Sandalの「グッド・バイ・マイ・ラブ」にも言えることだけど」

バツ「あと、昆虫キッズ高橋さんの「愛は勝つ」、ランタンパレードの「リンダリンダ」、Dorianさんの「Wow War Tonight」は意外性の点でダントツでしたね」

サツ「まさか2013年に2日連続で「Wow War Tonight」を聴くことになるとは思わなかったよね*8

バツ「ホントに。95年にレンタルビデオ屋でバイトしていたときには、毎日のように、この曲を聴かされ続けていたわけですがねー。もう、あのレンタルビデオ屋もこの世に存在しません・・・」

サツ「で、最終的にゲラーズが嵐の「ワイルド アット ハート」で全てを持っていって、月刊ウォンブは大団円!!!」

バツ「いやー、カラオケ大会がこんなに楽しいとは思いませんでしたね。ちなみに、最後の嵐の曲だけ、ぼく的に知らない曲だったという・・・」

サツ「それ、完璧にきみが、オッサンが過ぎて時代に取り残されてるだけでしょ・・・」

バツ「悲しいけど、ホントのこと!」

*1:月刊ウォンブは2013年に渋谷のクラブwomb(ウーム)を舞台に毎月開催されたライブ。ステージをプロレスリングに見立て、演者の入場のときにはプロレスみたいに煽りVTRを流すなど、通常のライブとは一味違ったアイデアが随所に生かされた観客を飽きさせない面白いイベントでした。詳しくはこちらにアクセスを!

*2:とんちれこーど、東京の演奏のこっちゃんと片想いのオラリーさんが発行するZINEで今年の4月から月刊ウォンブに合わせて発売されていました。毎回、気の効いた人選のインタビューを軸に豪華執筆陣の連載記事を載せた楽しい読み物です。月刊ウォンブ以外では、阿佐ヶ谷roji、埼玉カフェクウワ、大阪hop kenで販売されています

*3:日本人です

*4:MC.sirafuさんはこの日はお休み

*5:コスプレの略。って、コスプレ自体、コスチュームプレイの略。略語の二段活用

*6:尾崎さんと岡村さんの共演はこちら。尾崎さんと岡村さんと吉川晃司さんはプライベートでも仲が良かったそう

*7:91年公開の織田裕二主演の映画。「どんなときも」はこの映画の主題歌でした。殺伐ジャーナルも、この映画を観たことがあるんですが、大学生が就職活動に奔走する話ってくらいしか覚えていません(汗)

*8:実は前日に新代田FEVERで開催された「とんちまつり」にてTNB not january(ザ・なつやすみバンドとT.V.not januaryの合体バンド)がこの曲をカバー